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ニュースの現場で考えること

評論家じゃない、当事者だ!

朝から気分が悪くなった。就職活動中の後輩から1通のメールが入ったのである。

「その方は、今は××新聞社で記者職をやっているのですが、先日、メールをしたところ、『新聞業界には入らない方がいい』と書いていました。文面には新聞業界などへの失望が溢れていました・・・」

私の後輩が「記者になりたい」と、某新聞社の20代半ばの記者に相談したところ、「来るな」と言われました、先輩、そんなにひどいのですか、、、という内容だ。

新聞社をそういう風にとらえている記者が大勢居ることは、本当に良く分かる。それはそれでいい。たぶん、どのメディア企業もひどい状態、、、真面目に報道を考える記者ほど住みにくい環境になっている。そのことも十二分に分かる。それを感じない方がどうかしている。その20代半ばの某社記者の感覚は、まったく正常だ。

しかし、同時にいつも思うんだよ。そうやって「新聞社はひどい」と語る記者たちは、組織の中にあって、少しでも声を上げたことはあるのか? たぶんゼロに近いと思う。そういう経験があったとしても、ちょっとでも反論されたら、水面下に潜ってしまったんじゃないのか?

組織や職場や上司や同僚に言いたいことがあるくせに、波風立てるのが怖くて何も言わず、そのくせ夜の縄のれんの世界では、昼間言えなかったことを3倍にも4倍にもして、わめくように語る。そして昼間はまた大人しくなり、嫌な職場に抵抗もせず、同僚のどうでもいいウワサ話をわざわざ発掘してきて社内に広め、、、そんなことを繰り返してまで、この業界に残る必要はない。失業したくないから仕方なく記者を続けている、などと言う人は、俺が人事権者だったら直ぐに解雇する。

組織は簡単に変わらない。でも変える努力を続ければ、確実に変わる。

「新聞社はひどい」と語る記者たちは、組織の病状が見えているんだろ? しかも当事者だ。評論家になっている場合じゃないぞ。もっと組織内で、ものを言えよ。一度でも二度でも、何度でも言えよ。おかしいと思うことがあったら、話せよ。黙るなって。社内では黙って、外に出て酒飲みながら「改革派」ぶっても仕方ないんだよ。自分が気づいていなくても、「仲間」は組織内にいっぱい居るはずだよ。

ずっとモノを言い続け、そして、「仲間」の姿すら目に入らないようなら、そのときは辞めることを考えたらいい。給料泥棒よろしく居座ることは、読者にも失礼なことこの上ない。でも、そこまでしてやめるときは、たぶん、泣けるだろうな。そこまでモノを言い、動いた後だったら。ガ島通信さんも、昨日は電話で明るかったけど、本当はきっと、泣いている。
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by masayuki_100 | 2005-03-06 10:26 | |--世の中全般