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ニュースの現場で考えること

検挙率と裏金

警察問題で長い取材経験、深い洞察力をお持ちの小林道雄さんが札幌へ。夜、何人かの仲間と酒宴をともにした。話は勢い、警察の問題に。

小林さんによると、警察組織を蝕む悪弊は2つあって、1つは裏金問題。もうひとつは「検挙率」問題だという。検挙率の分母は事件の件数だが、たしかに、あれだけ広範に公文書偽造ができる組織なら、捜査資料の捏造、事件の認知件数の操作などは容易にできるのかもしれない。実際、昨年兵庫県警では捜査資料捏造が発覚したし、北海道警では裏金の帳尻を合わせるために「事件をでっち上げた」ことも明らかになっている。

「ノルマがすべて悪いとは思わない。しかし、検挙のための検挙がいかに捜査の現場に矛盾を強いているか」と小林さんは言う。

かつては検挙率が高いことが警察の誇りであり、その先に予算や人員がついてきた。いまは低い検挙率のもとで「体感治安の悪化」などという言葉が(少なくとも私は「体感治安」などという官僚の造語は意味が理解できない)、警察の予算増大・人員確保への道である。
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by masayuki_100 | 2005-01-18 02:16 | ■警察裏金問題全般