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ニュースの現場で考えること

イベント案内 「『記者クラブ制度』は世界の非常識だ」

講演会やら何やら、最近は外でしゃべる機会が増えてきた。やはり、これだけはどうも苦手というか上達せず、毎回、「ああ、あれを言い忘れてしまった」「あれも言いたかった」の連続である。2週間ほど前には平日に休暇を取って、武蔵境のICU大学で、講演の機会をいただいた。熱心な学生さんから「ぜひに」と言われ、私も「学生相手だから、まあ、あんな話、こんな話でお茶を濁して・・・」と思っていたが、教室は160人ほどの学生で満席になり、結局、最後はまたもや「あれをいい忘れたなあ」といった感じに陥ってしまったのだ。

そんなこんなで、少し、そういう機会は減らそう、休みの日はのんびりしようと思っていたが、今回は別である。喜んで、引き受けたのだ。アジア記者クラブ主催の 設立14周年記念シンポジウム「『記者クラブ制度』は世界の非常識、情報カルテルだ」が、そのイベントである。「14周年記念」という、いかにも半端な数字がシブイが。

登場するのは、警察庁記者クラブと警察庁を相手に「われわれの会見出席を妨害するな」事件を起こしている(仮処分申請)、フリーランスの寺澤有さん&週刊現代副編集長の舩川輝樹さんのコンビ、かつて警察庁の会見に出ようとして摘み出された経験を持つジャニーズ系の風貌の西日本新聞記者・宮崎昌治さん(現在は福岡県警担当キャップ)、そして私である。

寺澤さんのブログでは、このイベントは「『記者クラブ問題』最先端事情」というエントリで紹介されている。それによると、『舩川氏と筆者は、「記者クラブが役所から無償かつ独占的、排他的に記者室や情報などを提供されているのは、同業者としてのみならず、納税者としても許しがたい」という意見。高田氏と宮崎氏は、一定限度、記者クラブの効用も認めているようだ』と書かれている。なんだか、私は(宮崎さんも)「守旧派マスコミ」の右代表みたいになりそうで、今から怖い・・・(^^;

いずれにしても、11月11日夕(東京・文京区)の催しはそこそこ面白くなりそうなので、ご関心のある方はぜひどうぞ。
by masayuki_100 | 2005-10-28 11:46 | ■2005 東京発■