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ニュースの現場で考えること

過日、有楽町にて

過日、東京・有楽町の安居酒屋で、各地の地方紙の方々と飲む機会があった。記者ではなく、営業や広告、メディア部門の方々である。飲みながらの話だから、特段、結論があるわけはないし、元々、そういう場でもなかった。

話ながら思ったのだけれど、組織体それぞれの風土や慣習等々があるとはいえ、いまのメディア界においては、組織内部の「壁」みたいなものが、改めて再認識されているのではないか。

一つは、ネットを中心に媒体手段の進化は日進月歩で、それに沿うように、技術が変われば何かが変わる、という意識。一方で、技術が進化しようとしまいと、大事なのは報道の中身であって、それが変わらない限り、情報伝達手段が多少進化したところで、いまの報道業界が抱える本質的な問題(例えば「官依存」「発表ジャーナリズム」への過度の傾斜)みたいな部分は、何も変わらないだろう、と意識。その双方が、例えば、新聞社では、営業・広告、メディア、編集の各部門で別々に議論され、なかなか交わらないのだろと思う。おまけに、たぶん、そうした組織内部では、「編集がイチバン! その他は従」みたいな考えが染み付いている。染み付いていという人がいれば、それはたぶん、気付いていないだけのことではないか。

もう、そういう時代ではないはずなのだ。そのへんのことは、ずっと前にここでメモ書き風に記したことがあるけれど、実に当たり前のことだが、そんなことをぼんやり考えていた。。。そしたら、その飲み会に遅れて到着したGripBlogの主宰者・泉あい氏が開口一番、「取材がうまく進まない」「落ち込んだ」「もうだめだ」と弱気の連続。その場でこそ、私は、「なに言ってるんだ!」みたいなことを大きな声で言ったけれども、そういう気分、よく分かるな。私もしょっちゅう、そういうものに取りつかれる。強気で強がりな風を装っても、ああ、もうどうでもいいやとか、流れに身を任せた方がずっと楽じゃないか、とか。誰でもそうでしょ?
by masayuki_100 | 2005-10-10 20:10 | ■2005 東京発■