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ニュースの現場で考えること

総選挙 : 結局、ブログの影響度はどうだったのか?

今度の総選挙、ネットやブログはどの程度、影響を与えたのか。その回答は、出口調査やなんかの際に、壮大な世論調査を実施してみないと、本当のことはなかなか分からない。ネットをいつも見ている・使っている人は「相当影響を与えただろう」と思うに違いないし、ネットから縁遠い人は「ネットで投票先を決めたかって?なんじゃそりゃ?」という感覚を抱くかもしれない。

要は、なかなか分からんよねえ、、、と思っていたら、Hotwiredに、「衆議院議員選挙に対するネットの影響力に関する調査」の結果が出ていると、知人から教えてもらった。この種の調査結果はほかに見当たらないし、なかなかおもしろい。それを覗いてみると、、、

<どのメディアから選挙に関する情報を得たか(複数選択)という質問では、「インターネット」は約34.4%。「テレビ」約86.2%、「新聞」約69.4%の次となった。また、得た情報の中で、投票の決め手となった情報源は何か(単一選択)という質問では、「テレビ」約46.5%、「新聞」約24.5%、「ネット」は約10.4%>

といった数字が並んでいる。サンプル数は1000と少し。この種の調査としては多いのか少ないのか適切なのか、よく分からないが、全体を読むと、今回の選挙とネットの関係がぼんやりと見えるような気がする。Hotwired の結論は、大きな影響を与えたとは言えない、ということらしい。確かに、詳しい数字を眺めていると、それは間違い無さそうだ。「ネットを参考にした」という回答者も、その中身は大半がポータルや大手メディアのHPなどである。ブログの影響度は、相当に小さかったようだし、そのブログも記事の内容の多くがメディアの報道の影響を受けていた(のではないか)などと考えを巡らせていくと、「ブログと選挙」の「ブログ」は、なんだか、両手から零れ落ちる水のような感じだ。

この調査は、ネット調査なので、回答者もネットユーザーに限られているようだ。ネットを使っていない人はそもそも調査の外にあるわけだから、そこも含めて勘案すると、この調査の数字はもっともっと(ネットの影響度が低下する方向に)変化するように思う。
by masayuki_100 | 2005-09-21 02:58 | ■ネット時代の報道