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ニュースの現場で考えること

■札幌から■ 「選挙危篤」 2003年11月23日

先だっての総選挙について、ある地方紙の編集委員氏から、
こんな「指摘」をいただきました。
選挙の結果をどう見るか。示唆に富んでいます。

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………「選挙危篤」という言葉が脳裏をかすめました。投票率の
低下は今に始まったことではありません。
けれども、どの党も「わが党にとって投票率はどう響くか」という、
党利の視点でしか投票率への関心はないので、
投票率の低下を重大な政治課題にしようという動きは、
以前から、そして今も、全然見えません。

投票行為がどれほど重大な結果を招くかは、
石原都知事ののさばりを見れば一目瞭然のはずなのに、
有権者にもそういった自覚はないようです。

選挙の耐えられない軽さの責任は、政治と有権者のどちらにあるのか。
鶏と卵でしょうか。

そういう選挙で、憲法の危機だ、戦争だ、言論の自由の崩壊だ、と叫んでみたところで、
無自覚な「お気軽有権者」に届くはずもないのでしょう。
確かに、「左翼」はトドメをさされました。同時に真摯な「右翼」も死んだと思います。
「中道だ」と勘違いしている、あるいは右か左かの意識がない、
「無自覚な右翼」だけが大増殖しました。
これが実は一番危険であることは間違いありません。

「自分が一番普通だ」と思っている人には、
ほかの人はどうかを考える思考回路や、
他人の批判を受け止めようとする精神姿勢はないのですから。

9・11の後、報復戦争は当然だと、ほぼ全員が支持したアメリカ国民と同じ精神構造に、
日本は既になってしまったのでしょうか。

怖いです。
by masayuki_100 | 2003-11-23 20:07 | ■政治・経済・国際