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ニュースの現場で考えること

■札幌から■ 「言葉が見つからない!」 2003年4月30日

先日の統一地方選の結果について、
「保守回帰」という評しているメディアがありました。

もう、こういう手軽な言葉に逃げ込むことは、
いい加減に止めないといけないな、と思います。
4年後に民主党が勝てば、「革新回帰」と書くのでしょうか? 
そもそも、現代において「保守」「革新」の区別はどこにあるのでしょう?

自民党のハト派は民主党タカ派よりはるかに「ハト」ですし、
政党を問わず、外交的にはタカ派でも内政面では優れた民主主義者はいくらでもいます。
「政党間」の「ねじれ」といった語句では表現できないほど、世の中は複雑になったのです。

作家の村上龍氏が配信するメールマガジンJMMでは毎回のように、
「私たちは古い言葉しか持っていない。今の急変する世の中を正確に映し、理解し、共通認
識とする新しい言葉を持っていない。それが現代の最大の問題だ」という認識が示されています。

メディアも社会も複雑な社会を的確に表現する語句を持ち合わせて折らず、
言葉がどんどん陳腐になり結果として、報道の中身と現実社会が大きくズレている。

それを実感してしまいます。     
by masayuki_100 | 2003-04-30 17:58 | ■ジャーナリズム一般