2005年 06月 21日
取材すべきことは山のようにある
論談同友会のホームページ。そこの「目安箱」の6月15日付記事(と言っても「差出人不明」らしい)によると、今度の7月1日付人事異動で、私は東京に「左遷」だとか(^^; この記事が出た後、何人かの知人にそれを教えてもらい、本人は少し落ち込みました(笑)。
どの組織でも、当たり前の話ですが、転勤・人事異動は付き物です。それは定期的にやってくるし、私も「異動適齢期」でしたし。仮に、ある社会事象を血眼になって追いかけている最中だとしても、それは前任者から後任者へ、後任者からさらにその後任者へとバトンタッチされていくのです。当たり前ですが、それが組織というものだし、新聞社も例外ではありません。
「追及・北海道警『裏金』疑惑」や「日本警察と裏金」(いずれも講談社文庫)の「あとがき」等でも記したように、今のメディアの最大の問題は、権力との親和性が強くなりすぎて、事実で持って権力の行動に疑義を唱える報道がめっきり少なくなり、反対に「広報記事」「官依存取材」「発表ジャーナリズム」等の色彩がいっそう強まってきたことにあると、私は考えています。権力を持っている人たちは、いつも都合の悪い情報は隠し、都合よく情報を流し、自らの統治や利益を永続させようとします。組織や機構とは、そういうものなのでしょうし、そこに腐敗の根と芽はあります。
だから、私は「ここで自分たちが掘り出して来ないと永遠に埋もれてしまうもの」、そういったものを引っ張り出してきて、テーブルの上にぶちまける、それが本来の報道のあり方だと思っています。そうやって考えると、どこに居ても、どの部署に居ても、取材すべきことは山のようにあるのです。目の前に。
その筋では有名などの組織でも、当たり前の話ですが、転勤・人事異動は付き物です。それは定期的にやってくるし、私も「異動適齢期」でしたし。仮に、ある社会事象を血眼になって追いかけている最中だとしても、それは前任者から後任者へ、後任者からさらにその後任者へとバトンタッチされていくのです。当たり前ですが、それが組織というものだし、新聞社も例外ではありません。
「追及・北海道警『裏金』疑惑」や「日本警察と裏金」(いずれも講談社文庫)の「あとがき」等でも記したように、今のメディアの最大の問題は、権力との親和性が強くなりすぎて、事実で持って権力の行動に疑義を唱える報道がめっきり少なくなり、反対に「広報記事」「官依存取材」「発表ジャーナリズム」等の色彩がいっそう強まってきたことにあると、私は考えています。権力を持っている人たちは、いつも都合の悪い情報は隠し、都合よく情報を流し、自らの統治や利益を永続させようとします。組織や機構とは、そういうものなのでしょうし、そこに腐敗の根と芽はあります。
だから、私は「ここで自分たちが掘り出して来ないと永遠に埋もれてしまうもの」、そういったものを引っ張り出してきて、テーブルの上にぶちまける、それが本来の報道のあり方だと思っています。そうやって考えると、どこに居ても、どの部署に居ても、取材すべきことは山のようにあるのです。目の前に。
by masayuki_100
| 2005-06-21 03:41
| ■このブログについて