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ニュースの現場で考えること

続・中国の「反日」デモ

昨日のエントリ 中国の「反日」デモ の続き。

現地の報道によれば、北京のデモは一万人程度に達し、日本大使館や日本レストランへの投石等が行われ、窓ガラスなどが壊される被害が出ている、という。こりゃあかん、である。

2000年の沖縄サミットのころ、中国も主要国に加え、サミットに参加させるべきだとの議論があった。日本政府も水面下で動き、小渕内閣は中国参加を沖縄サミットの目玉にしようと考えていた。もちろん、実現はしていないし、米英を中心に「共産党独裁の中国と、曲がりなりにも民主主義国家になったロシアとはポジションが異なる」との意見が強く(私もそう思う)、今後もしばらくは、中国のサミット参加は有り得ないだろうと思う。

そして、今回の反日デモである(デモ隊による主張の中身は、取りあえず、脇に置く)。問題は中国政府・公安警備当局の対応にある。およそ、首都において、外国公館に危害が加えられているとき、それを防止することのできない国は、受け入れがたい。非常に問題がある。それも爆弾テロのような「瞬間的破壊」ではなく、デモのように比較的時間をかけた行為なのだ。しかも、逮捕者・検挙者が出ている様子もない。

いかなる政治的主張をまとっていたとしても、暴力行為は暴力行為でしかない。よほどの理性が働かない限り、それは憎悪の連鎖しか生まない。仮に東京の中国大使館にデモ隊が押しかけ、投石等でガラスを破壊すれば、日本警察は必ず関係者を検挙し、刑事手続きに乗せるはずだ。社会は、そういう仕組みによって成り立っているのだ。そして、中国に限らず、同じ事は、どこの国についても言える。c0010784_1748527.gif 
by masayuki_100 | 2005-04-10 14:22 | ■政治・経済・国際