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ニュースの現場で考えること

木をみて森もみる(45) 残り少ないロンドンの日々。

少し前の金曜日のことだ。

夜11時ごろ、地下鉄オックスフォード・サーカス駅のホームで電車を待っていると、ちらちらとこちらを見る人がいる。妙齢の女性が3、4人。「誰だっけ?」と思って見返すと、向こうは目をそらす。

やがて電車が来て、30分ほど揺られた。そして、下車駅で改札を抜けたときである。右斜め後ろから、日本語が話しかけてきた。

「あの、高田さんですよね?」

さっきの女性たちの1人だ。連れの女性はやや離れて立っている。そこだけが明るい駅の出入り口。人込みの中で、彼女の声は続いた。

「実は乗る前から見てたんです。あ、高田さんだって、驚いちゃって。これはきっと運命だ、今を逃すともう会えないかもしれない、ここで声をかけなきゃ、って」

驚いたのは、私である。この年になって、妙齢の女性に街頭で声を掛けられるとは。しかも、相手は「ウンメイ」などと言っている。

◆ ◆ ◆

私が英国に来たのは、2006年2月下旬である。渡英して3年が過ぎた計算だ。一方、本誌で連載を始めてからも、ちょうど1年が経過した。両方とも、なかなか切りがいい。


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by masayuki_100 | 2009-02-28 19:50 | 木をみて森もみる