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ニュースの現場で考えること

先ごろ、日本の北方領土返還交渉に関する「秘話」が北海道新聞に掲載された。エリツィン大統領が1997年11月1日、ロシア極東のクラスノヤルスクで開かれた日露首脳会談において、橋本龍太郎首相に対し、「リュウ、きょう領土問題を解決しよう。おれたちは国家の首脳だ。この場で決めよう」と言った、という話である。

私はロンドンで関連取材を行い、モスクワの同僚は首脳会談に同席していたロシア側要人から確認を取った。日本側の同席者だった額賀福志郎元財務相は「軽々に言えない」と微妙なコメントを行う一方、町村信孝官房長官は「そんな話はなかった」と否定した。それはそうだろう。エリツィン発言が事実なら(事実だと思うが)、領土返還の絶好の機会を逃したことになり、日本側の大失点にもなりかねないからだ。

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韓国との領有権争いが続く竹島(島根県)と違い、北方領土は陸側から良く見える。

根室の納沙布岬に立てば、歯舞群島はすぐそこだ。貝殻島の灯台は肉眼で確認できるし、ロシア沿岸警備隊の船舶も分かる。知床に行けば、国後島も近い。知床山脈と国後島の最高峰・爺々岳は見事に連続している。

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ずいぶん前、北海道の東の端、根室標津に足を伸ばした。3月中旬と言っても、北海道の春はまだ遠く、道路も家屋も激しい地吹雪の中にあった。


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by masayuki_100 | 2008-10-09 16:56 | 木をみて森もみる

私が住むロンドンの西部地域で、自治体からゴミの分別収集用バッグが配られてきた。ペットボトルや空き缶などは白色、切った庭木や雑草などはピンク色だ。一部の先行実施地域に続き、ロンドンも分別時代に入ったようだ。日本では当たり前だったが、分別してゴミを出すのも久しぶりである。

それにしても「環境」という言葉は、ずいぶん語感が柔らかいな、と思う。色にすれば、緑色。日欧米の先進諸国では、「環境」は「緑」「グリーン」と完全に結びつき、すっかり良いイメージになった。そして同時に、茶色や黒色の印象が付きまとう「公害」という言葉が、日本では、すっかり忘れ去られてしまった。

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小欄で何度も書いたように、私の実家は高知県高知市にある。

かつて、実家から100メートルほどしか離れていない場所に、大きなパルプ工場があった。煙突からは、亜硫酸ガスを含んだ煙が昼夜を問わず流れ出し、悪天候の日は低く垂れ込んだ煙が住宅街をはい回った。


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by masayuki_100 | 2008-10-05 00:02 | 木をみて森もみる

日本と英国は、首相の不人気度がそっくりだなと思っていたら、福田康夫首相が一足先に辞任してしまった。一方のブラウン首相は、与党労働党内の「ブラウン降ろし」にも負けず、身を引く気配はない。なかなかの粘り腰である。

福田首相の辞任後、日本の政治報道は、自民党の総裁選挙一色になった。首相辞任の責任論は吹き飛び、新政権への期待と課題が語られる。自民党の支持率低下にも歯止めがかかり、上昇の気配が出ているという。

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メディアには「スピン(spin)」という言葉がある。「回転」という語義からも分かるように、国民や世論を思い通りにくるくるさせ、誘導することを指す。「情報操作」と似ているが、もう少し戦略的で高度な駆け引きを行うようなニュアンスがある。その操作に長けた人が「スピン・ドクター(spin doctor)」である。


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by masayuki_100 | 2008-10-05 00:00 | ★ ロンドンから ★

北海道警察の元総務部長が北海道新聞社を相手に起こした裁判(慰謝料請求事件)は、札幌地裁で今も審理が続いている。私も被告の1人である。いったい、どういう裁判なのかを説明するのは、少々ややこしい。いろんな方が書いて下さっているので、そちらをぜひ読んでもらえれば、と思う。


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by masayuki_100 | 2008-10-04 23:36 | ■警察裏金問題全般