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ニュースの現場で考えること

福田康夫首相が駆け足で、英国を訪問した。ドイツを経由してロンドンには午前10時ごろ到着し、夕方前には次の訪問地ローマへ向かうという過密日程であり、あわただしいことこのうえない。福田首相の欧州歴訪は、7月の北海道洞爺湖サミットに向け、欧州の各首脳と顔合わせをしておくことが目的だった。確かに、サミット会場で「How do you do?」では、格好がつくまい。

今回のサミットは「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」という豪華ホテルが会場になる。建物自体はバブル期に建設され、一時は「バブルの塔」とも呼ばれた。バブル崩壊に伴う閉鎖や身売り、そして再開。かつて「エイペックス洞爺」と呼ばれたこのホテルは、幾人もの夢と恨みを飲み込んだ、数奇な歴史を持っている。

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1989年11月2日。

晴れてはいたけれども、山頂のホテル建設予定地には、冷たい風が吹き抜けていた


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by masayuki_100 | 2008-06-19 06:51 | 木をみて森もみる

人間は間違う。完璧無比な人などいない。だから仕事にもミスは付きものだ。どうしてこんな間違いをしでかしたのか、どうにも説明できないケースも少なくない。

新聞も、しばしばミスを犯す。間違いは無い方が良いに決まっているが、人がつくっている以上、どこかでミスは起きる。

で、今回は新聞の笑えるミスを集めてみた。私が見聞きしたもの、記者仲間に教えてもらったものなどいろいろ含まれている。

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今の会社に入ったばかりのころだから、20年前の話だ。こんなレストラン紹介の記事が某紙に出た。

「メキシコ料理店で、たこ酢が評判」

メキシコ料理店で、たこ酢?

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by masayuki_100 | 2008-06-19 06:49 | 木をみて森もみる

人が他人の命を奪う。しかも、神の名において。そんなことが、許されて良いのだろうか。

英西部ブリストル市のジュリー・ニコルソンさんは、そればかりを考えていた。彼女は英国国教会ブリストル教会の牧師であり、ずっと「人を許すこと」を説いてきた。あの、テロの前までは。

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地下鉄とバスが爆破され、多数の死傷者を出したロンドン同時テロから、間もなく3年になる。多くの関係者と同様、彼女もその日を忘れたことがない。

2005年7月7日。

時計の針が午前8時半に差しかかったころ、ニコルソンさんの娘、ジェニファーさんは、ロンドン中心部の地下鉄エッジウェア・ロード駅にいた。ジェニファーさんは当時24歳。恋人に携帯電話で「仕事に遅れそうなのよ!」と話したことは分かっている。

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by masayuki_100 | 2008-06-07 22:15 | 木をみて森もみる

「地震のない英国」では、ちょっとの揺れでも大騒ぎになる。今年2月末、イングランド東部で地震が起きた時には、24時間ニュースのテレビは一日中、このニュースをトップで流していた。マグニチュードは5.3。煙突が倒れたとか、住宅のレンガが一部崩れたとか、被害はそんな程度だったのだが。

そうはいっても、地震はやっぱり怖い。中国四川省で発生した大地震の報道を見ていると、本当に怖い。

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私が直接、地震の恐怖を一番に感じたのは、1993年7月の北海道南西沖地震である。

警察担当記者だった私はその晩、札幌の北海道警察本部で夜勤に就いていた。大した事件もなく、ごろごろしていた午後10時過ぎ。突然、ゆらー、ゆらー、とした揺れが来た。客船が大きなうねりに翻弄されているような、そんな揺れである。NHKのテレビ画面が切り替わって、アナウンサーがしゃべり始めた。

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by masayuki_100 | 2008-06-07 22:02 | 木をみて森もみる