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ニュースの現場で考えること

最近はまたまた、メディアの救い難い面を感じることが多くなりました。自分もその輪の中にいて、メディアを批判するのは、どうにも居心地が悪いのですが、しかし、言わずにはいられない、と思うことが一度や二度ではありません。最も分かり易い例は、福田官房長官の「レイプ容認発言」に関する種々の動きでしょう。

この発言自体は、週刊文春などに大々的に報じられています。長官が番記者とのオフレコ懇談の場で、「レイプはされる方にも責任がある」といった趣旨の発言を行い、番記者と丁丁発止の大議論になった、という問題です。それが夕刊紙や週刊誌で報じられ、国会で岡崎トミ子議員らが事実関係の有無を軸に、長官を展開する展開となりました。ところが、長官は、当然といえば当然ですが、「そんな発言はない」の一点張り。オフレコ懇談に参加したと思われる大手メディアも、その発言の有無が実際にどうだったかについては、ほとんど触れずじまいでした。

しかし、最新号の週刊文春には、長官がオフレコで発言したQ&Aの詳細が掲載されています。政治記者は、オフレコ懇談での内容を「取材メモ」にまとめ、キャップやデスクに報告しますから、どこかの社のメモが文春に流れ出たのでしょう。

長官の発言内容の是非は別問題として、結局、この騒動で何が残ったか? 

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by masayuki_100 | 2003-07-14 19:02 | |--記者会見が勝負 | Comments(0)

法政大学出版局に勤める友人から「J・ハーシーの増補版を出したよ」という連絡がありました。

多少宣伝風に言えば、J・ハーシーは「20世紀アメリカ・ジャーナリズムの業績トップ100」の第1位に選ばれたピュリッツァ賞作家です。その彼が原爆投下の翌年に広島市に入り、克明に被害記録を残しました。それが「ヒロシマ」です。非常に優れたノンフィクションで、と言っても、私ははるか20年以上前に斜め読みした程度なのですが、その完全版がいわば復刻された、と。当時、この「ヒロシマ」は米国で売れに売れ、その後の核兵器反対運動などに大きな影響を与えていきます。

でも、そんな著作のことなど、私は友人に言われるまで、すっかりと忘れていました。

その友人が「ハーシーは去年、広島市の平和宣言でも引用されてただろ?」と。それもすっかり知らなかった私は(電話では「うんうん」などと相槌を打ってしまいましたが)あらためて、昨年8月6日の「2002年平和宣言」を読み返してみました。読み上げたのは、もちろん、秋葉市長です。

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by masayuki_100 | 2003-07-13 19:36 | ■社会 | Comments(0)