ブログトップ

ニュースの現場で考えること

カテゴリ:■筆者&連絡先( 2 )

2011年6月末で北海道新聞社を退社しました。1986年の入社以来、25年間勤務したことになります。お世話になった方々には、退社の連絡や挨拶回りを続けていますが、直接それをお伝えできない方も大勢します。この間、本当にお世話になりました。曲がりなりにも記者活動を続けることができたのも、大勢の方々の支えがあったからこそ、です。本当にありがとうございました。

今後はしばらく休養しつつ、引き続き、ジャーナリズム・報道の分野にかかわっていきたいと考えています。フクシマ原発事故の報道が象徴的だったように、昨今の新聞・テレビの報道は大きな問題を抱えています。「どこがどう問題なのか」はこのブログでもさんさん書き連ねてきました。報道現場が抱える多くの問題は「組織と個人」の問題に帰着すると考えていますが、メディア界全体を見渡せば、それで済む話でもありません。

ここ数年、日本の報道界では「紙の新聞vsネット」「既存メディアの記者vsフリー記者」などなどあらゆる分野で問題が露呈しました。しかし、こういった「右か左か」のような発想では物事は前に進まないような気がしています。批判はとても大切ですが、ためにする批判や何かへの怨念のようなものは、ものごとを壊していく力にはなり得ても、何かを構築していくパワーにはなり得ないようにも感じます。

北海道新聞時代は調査報道や連載企画にのめり込み、好きなことをずいぶんとやらせて頂きました。その私も51歳になりました。昨晩も小宴で「まだ若いじゃないか」と言われましたが、自分としては「もう51歳か」が実感です。何かを作り上げていく気力と知力がどの程度残っているかは判然としませんが、少しずつ歩み続けたいと思っています。

ありがとうございした。これからもよろしくお願い致します。

(ブログ内の略歴を更新しました。連絡先メールアドレスはこのブログで公開している通り、従前と変わりません)
by masayuki_100 | 2011-07-09 13:14 | ■筆者&連絡先

私のこと

高田 昌幸 (たかだ・まさゆき) 2017年4月更新                 

1960年生まれ。東京都市大学メディア情報学部教授(2017年4月〜)

高知追手前高校を卒業後、東京で新聞販売店の専従店員に。
法政大学法学部政治学科卒。国際政治学(鈴木祐司ゼミ)所属。
大学卒業後、埼玉で物流の仕事。

1986から北海道新聞社。小樽支社報道部が振り出し。その後は、

本社経済部(金融・不動産、運輸担当)
本社社会部(遊軍、警察・司法担当)
東京政治経済部(日銀、東証、財務省、外務省担当)
本社報道本部(遊軍キャップ、警察・司法担当次長)
東京編集局国際部編集委員
国際部ロンドン支局長
国際部次長
運動部次長

2011年6月退社。

2012年4月から高知新聞記者。報道部副部長。
2017年3月退社。

北海道新聞時代は、調査報道に力を入れた。破綻した北海道拓殖銀行の不正融資、地元百貨店の乱脈経理および取締役会の議事録偽造、地元信用金庫の不正融資、裁判所の訴訟記録紛失、自治体の「裏会計」、役所幹部によるゴルフ会員権斡旋、忠別ダム用地買収不正、国会議員による国土法違反、道内自治体首脳の政治資金問題などを手掛けた。

北海道新聞時代の1996年、取材班の一員として「北海道庁公費乱用の一連の報道」で新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞をそれぞれ受賞。2004年、北海道警察の裏金問題の取材で日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞、日本新聞協会賞、菊池寛賞、新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞。

1998年~2001年、及び2005年〜06年、法政大学自主マスコミ講座で講師。新聞・テレビ局などの記者を多数輩出。
このほか、JCJ報道文章講座を担当。

北海道大学大学院と名古屋大学大学院で非常勤講師(調査報道論)、高知大学で非常勤講師(地域ジャーナリズム論)。
そのほか、札幌学院大学、上智大学、早稲田大学、慶應義塾大学、ICU大学、埼玉大学などでジャーナリズム問題などを度々講議。

日本の閉鎖的な記者クラブを早くから批判し、「記者会見と記者室の完全開放を求める会」世話人。
2010年から「調査報道セミナー」を有志と主宰。

メディアやジャーナリズムに関する論文は「journalism」(朝日新聞出版)、「世界」(岩波書店)、「フォーサイト」(新潮社)などに発表。

●「The Journal」に執筆
   http://www.the-journal.jp/
●英国ニュースダイジェストでエッセイ「木をみて森もみる」連載
   http://www.news-digest.co.uk/news/content/category/12/140/257/

連絡先 masayuki_100@hotmail.com

by masayuki_100 | 2004-12-27 21:24 | ■筆者&連絡先