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ニュースの現場で考えること

法廷取材の件に関して早速何件かコメントをいただきました。ありがとうございました。「このブログについて」で記しましたが、私はブログの仕組み自体まだ十分に理解していない初心者なので、単純に「わー、すごいなあ、ブログは本当に媒体として有望かもしれないなあ」と思いました。

で、「フリーランス記者にも法廷取材に自由を<1>」に対していただいたコメントについてですが。

■Tombowさん■
フリーランスの記者と「自称」記者との区別をどうつけましょうか。件のクラブに自称フリーランスの記者が大量に押し寄せればどうしようもありません。抽選を行いますか?それで抽選から漏れ、且つ傍聴席の抽選もはずれたらどうなりますか?どうやって区別をつけたらよいと思いますか?それとも、記者と自称する人々をすべて受け入れるのが正しいですか?・・・・


事前にクラブ側に名前や連絡先を登録しておいてもらう、その登録に際し、誰でもが常識的に納得できる基準(この言葉はイヤですが)を設けておくことは必要だと思います。基準と言

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by masayuki_100 | 2005-01-10 13:24 | |--自由な裁判取材を | Comments(2)

フリージャーナリストの寺澤有さんが、国を相手に損害賠償訴訟を起こしています。2004年10月13日付けの毎日新聞や北海道新聞などによれば、訴えの内容は簡単に言えば、こうです。

○2003年4月に札幌地裁であった稲葉事件(元道警警部が覚せい剤取締法違反などの罪で起訴された事件。元警部は有罪となり服役中)の判決公判で、地裁が判決要旨や法廷内での記者席などを提供しなかったことで、取材が制限され、報道の自由を侵害された。
○同様に2003年7月、東京地裁でのこと。武富士盗聴事件と深い関係がある武富士1億円恐喝未遂事件の判決でも同様のことがあり、報道の自由が侵害された。

札幌地裁の件では、寺澤さんは判決の一週間前、地裁総務課に記者傍聴席一席と判決要旨一部を当日用意してほしい、と電話とファクスで申請しましたが、地裁は判決三日前、総務課長が「いずれも用意できない」と電話で回答。寺沢さんは一般傍聴席を求め並んだが抽選に漏れ傍聴取材はできず、判決要旨ももらえませんでした。一方、地裁は判決の当日、北海道司法記者クラブの加盟社に計二十三席の記者傍聴席を用意、判決要旨も配布しています。こうした点を寺沢さんは「合理的な理由なく記者クラブ所属の報道機関と原告を差別し、(法の下の平等を定めた)憲法一四条に違反する」と主張しているのです。


寺澤さんは東京で記者会見もされていて、その模様は武富士盗聴事件を取材し、暴露したジャーナリスト山岡俊介さんのページで紹介されています。


こうしたことが起きたことについては、恥ずかしいとしか言いようがありません。もとより、会社員新聞記者であろうが、個人営業記者であろうが、雑誌記者であろうが、記者には変わりありません。それどころか、私も種々のところで書いてきましたが、最近では新聞・テレビは権力者・権力機構の前ですっかり大人しくなり、政治家や企業等のスキャンダルを暴露するのは、ほとんどが雑誌やフリーランスの独壇場になってきました。小泉首相の政治資金問題も、週刊ポストを筆頭に雑誌が先頭を走り続け、大メディアはこれを無視する状態が続いています。

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by masayuki_100 | 2005-01-10 05:20 | |--自由な裁判取材を | Comments(5)