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ニュースの現場で考えること

商品は床に

先日、紙面のコラムでも、ちょろっと書いたのだけれど、どうしてこうなのかな、と思ってしまう。

スターバックスやその他の外食店では、テーブルのごみをみんな自分で片付けない。すぐそばに、日本と同じように、ゴミ箱はあるのに、ほったらかしにして、涼しい顔で店を出て行く。だから、テーブルはすらっと空いているのに、その席はいずれもゴミだらけ、という事態がしょっちゅうなのだ。店員が片付けるまで、おそらくそれは、1時間に1回あるかないかの頻度だと思うが、店は汚いままである。ある年配の男性は、「昔はこうじゃなかった。90年代に東欧や中東の移民が増えて、ロンドンの若者らが、そいつらの影響を受けてしまって・・・」と言うのだが。

ところで、昨日出かけた近所のショッピングセンターもひどかった。スポーツ用品店をのぞいたところ、Tシャツなどの服、テニスラケット、靴。。。。あらゆる商品が床に落ちていて、だれも拾わない。勢い、客は、雨上がりのぬかるんだ道を歩くときのように、床に散乱した商品を踏まないように抜き足・差し足で、店内を移動するのである。目指す商品が棚で見つからないと、床に散らばった商品の山の中から探している。もちろん、時々は店員が片付けに来るのだが。

「落ちている商品を拾わない」のは、昨日に限った話ではない。高級ブティックは別だろうけれど、日本で言うところのイオンみたいなスーパーに行っても、洋服売り場では、服がハンガーごと床に落ちて放置されている。

なんで、自分が落としたものは、なんで自分で拾って元へ戻さないのか? こういうナゾは本当に深そうだ。  
by masayuki_100 | 2006-05-14 18:59 | ★ ロンドンから ★