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ニュースの現場で考えること

「真実 新聞が警察に跪いた日」が角川文庫に

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2012年に柏書房から出版した「真実 新聞が警察に跪いた日」が文庫本として角川文庫から出版されました。柏書房版に字句の修正などを加えたほか、最終章「秘密」を新たに書き加えています。巻末の解説は、「公安警察」「国策捜査」「トラオ」などの著書があり、テレビでも活躍中のジャーナリスト・青木理さんです。

アマゾンのサイトはココから。
電子書籍版は「真実 新聞が警察に跪いた日」が角川文庫に_c0010784_1722031.pngココから。

「真実」がどんな内容であるかは、これまでの書評を読んでもらった方が早いかもしれません。WEB上で読むことが出来る書評には、次のようなものがあります。



【週刊文春「文春図書館」2012/05 「新聞はなぜ権力に屈したか」】から

  登場する歪んだ精神の持ち主たちとその人間模様だけに目を奪われていては、本質を見失ってしまう。この作品の凄さは、企業(組織)ジャーナリスト、ジャーナリズムが抱える「いびつな社内文化」による「ジャーナリズムの崩壊過程」を見事な筆致で描写している点である。
   ジャーナリズムの機能のひとつに「権力監視」がある。この作品を「ジャーナリズムを放棄した北海道新聞」として読むのではなく、同様のことが日本の企業ジャーナリズム、いや企業そのものに巣食うていることを再認識すべきであろう。



【月刊「選択」本に遇う(連載150)「やがて悲しき調査報道」】から

  新聞には二種類ある。面白い新聞と面白くない新聞と。発表ものばかりの新聞が面白いわけはない。面白い新聞とは、独自の調査報道に満ちている新聞である。警察裏金を追及する高知新聞や道新は連日きっと面白かったろう。ところが高田昌幸著『真実 新聞が警察に跪いた日』を読んで愕然とした。これは一体どうしたことか、なぜこんなことになるのか。


【装丁家・桂川潤さんのサイト(2012/08)】から

   いったい何が真実で、何が正義なのか。取材者対権力、個人対組織の葛藤。「良心」だけで生きることのできないジャーナリストという仕事の厳しさを突きつけられる。もちろん本書の問いかけは、ジャーナリズムだけに向けられたものではないはずだ。
by masayuki_100 | 2014-04-25 17:08