2003年 03月 14日
■札幌から■ 「豆腐屋の四季」 2003年3月14日
作家・松下竜一に「豆腐屋の四季」という作品があります。
学生運動などで、世間が揺れていた1970年代。東京で繰り返される「闘争」を横目に、豆腐屋の丁稚だった松下は「あんなことを繰り返しても世の中は変わらない。大事なのは今、豆腐を作ることだ」といったことを感じます(私の記憶です。違っていたらごめんなさい)。
日常の積み重ねこそ、社会です。
メディアはこれから次々とイラクの「戦況報道」を続けるでしょう。
それが、「日常」になるのも時間の問題です。
しかし、日本には多くの豆腐屋が今もあります。
それを忘れないでいたいと思っています。
抽象的な表現ですが、今はそう思っています。
by masayuki_100
| 2003-03-14 16:49
| ■本