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ニュースの現場で考えること

地方紙の時代

地方紙の時代だ、と私のブログにも時々書いている。地方紙のニュースはすべてがHPにアップされているわけではないし、面白い連載も同様である。それでも各紙のHPをたどっていると、実に面白く、意欲的な連載企画等に出会う。

考えてみれば、当たり前である。「全国紙」と何気なく言っているが、「全国紙」と言っても地方に行けば、人脈や陣容・取材網、過去の蓄積等々において、それぞれの地方紙にかなうはずがない。全国紙の支局がどんなに頑張っても、勝負は最初からついているケースが実に多いし、陣容が違うのだから、記事のスピードや深みに差があって当然である。そして、「日本」は「地方」の集積であることも、また当然である。ジャーナリズム考現学さんのブログ「全国紙とは何か」に詳しいが、全国紙は「首都圏紙」+「大阪圏紙」でしかないのかもしれない。そして、情報発信の東京一極集中が、情報の流れをどこかゆがめているのではないか。

まあ、そんな話はともかく、各地方紙には、なかなかの連載が多いのだ。ウエブ上で読めないものも少なくないし、それはそれで大いに残念なのだが。。。以下は、ウェブで読めるものの中から選んだ「私のお気に入り」。

<東奥日報>
生きる/あおもりの未来紡いで
解かれた核の封印 三沢基地の真実
国内最大!産廃不法投棄
<河北新報>
孤立を超えて 精神障害を生きる
<下野新聞>
誤認逮捕・起訴
<神戸新聞>
JR尼崎脱線事故特集
<山陽新聞>
岐路に立つ大橋 15年目の真実
<高知新聞>
懸命に走るハルウララ
<沖縄タイムス>
基地と沖縄
<神奈川新聞社・沖縄タイムス社 戦後60年共同企画>
■米軍再編を追う「安保の現場から 」

もちろん、これも → 高知県警捜査費問題 愛媛県警捜査費不正 兵庫県警捜査書類捏造
by masayuki_100 | 2005-06-12 19:58 | ■ジャーナリズム一般