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ニュースの現場で考えること

「調査報道セミナー 2012夏」のご案内

調査報道が大切だ、という認識は相当程度広まってきた。昨年の福島原発の事故以降、新聞やテレビといった既存メディアの報道に対する批判が一段と高まり、その一方で「調査報道をちゃんとやれ」という声が満ちてきたことは間違いない。

しかし、調査報道をやれ・やろうと掛け声をかけても、「ではどうするのか」という方法論、具体論は必ずしも明らかではない。ふつうの取材と何が違うのか、同じなのか。何か特別な方法があるのか、ないのか。テーマはどうやって設定するのか、端緒はどこに転がっているのか。こうした疑問を数え上げると、それが尽きることはあるまい。c0010784_22102836.jpg

「調査報道が大事というのは十分に理解できた。これからは具体論、実践論、方法論だ」ということで、今年春、東京で「調査報道セミナー 2012春」を開いた。私を含む何人かが言い出しっぺとなり、「取りあえず開催しよう」と開いた催しである。幸い、岩波セミナーホールは満席になり、夜の懇親会でも話が尽きることは無かった。

その続編、「調査報道セミナー 2012夏」が7月14日(土)午後、東京で開かれる。この試みは「取材ノウハウの共有化」が狙いの一つだ。取材方法は多種多様、千差万別。取材対象や態様によっても異なる。それでも、どこかしらに「共有可能なノウハウ」はあるのではないか、と感じている。報道は社会の公器という以上、そのノウハウも公器たる部分を含むはずである。

ぜひ、多くの方に参加してもらい、あれこれの議論を尽くしてもらうことができたら、と思う。セミナーは今後、秋、冬と順々に開きたいと考えているし、場所も東京ばかりでなく関西や地方にも広げたいと感じている。

以下は、案内文です。

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「調査報道セミナー 2012夏」
  
「公開情報をどう使うか。公開情報の裏をどう探るか」

 ジャーナリズムの信頼回復が急務といわれる。そのカギを握る「調査報道」。それをどう実践するか。今春開催した「調査報道セミナー2012春」に続き2回目を開く。 今回は情報公開制度をどう駆使するか、入手した公開情報をどう読み解くかに焦点を絞る。

◇7月14日(土) 午後1時30分から4時30分
◇明治大学(駿河台キャンパス)リバティータワー2階・1021教室 
  (東京都千代田区神田駿河台1-1 JR御茶ノ水駅近く)  
◇参加費1000円                    

◇報告①NPO法人情報公開クリアリングハウス理事長・三木由希子さん
 
 (三木さん略歴)1996年横浜市立大卒。同年2月より情報公開法を求める市民運動事務局スタッフ。99年のNPO法人情報公開クリアリングハウスの設立とともに室長となり、07年から理事。情報公開・個人情報保護制度に関する調査研究、政策提案、意見表明を行うほか、市民の制度利用などをサポートしている。

◇報告②毎日新聞記者・大治朋子さん
 (大治さん略歴)89年毎日新聞入社。阪神、横浜支局や週刊誌「サンデー毎日」などを経て東京本社社会部記者。06〜10年、ワシントン特派員として米大統領選を担当。米国の対テロ戦争を描く「テロとの戦いと米国」、メディアの盛衰を描く「ネット時代のメディアウォーズ」を連載。10年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

◇ 討論進行 共同通信編集委員・石山永一郎さん
 (石山さん略歴)共同通信マニラ支局、ワシントン支局などを経て現職。近年は安全保障と在日
米軍基地問題を中心に取材。2011年、米国務省日本部長による日本と沖縄への差別発言報道で平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞。著書に「彼らは戦場に行った ルポ新・戦争と平和」など。

◇主催:セミナー実行委員会
  (アジア記者クラブ、現代史研究会、日本ジャーナリスト会議、平和・協同ジャーナリスト基金、有志) 連絡先 apc@cup.com(アジア記者クラブ)

◇事前の予約は不要です!
by masayuki_100 | 2012-06-26 22:08 | ■2011年7月~